文化としての数学 (光文社文庫)



文化としての数学 (光文社文庫)
文化としての数学 (光文社文庫)

商品カテゴリ:物理学,化学,数学,地学,科学,学習,知識
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数学って実は人間臭い学問(文化)だなぁ、と気付かされるエッセイ集

遠山先生の名著「無限と連続」を読んだ後で本エッセイ集を手に取りました。数学教育論に関する言及のほか、数学(に限らず科学一般)が分かるための心構えがココにあります。
数学には厳密性という側面はもちろんありますが、実は自由さもある訳です。それは数学を抽象的に捉えれば捉えるほど、その自由度は明らかになってきます。そんな事例が数学の発展の歴史(ユークリッド「原論」→デカルト「幾何学」→ヒルベルト「幾何学基礎論」)に関する記述を読むと良く分かります。「無限と連続」のテーマであった「構造=集合+相互関係」の意味をココで復習できます。そして「数学の未来への展望」に関する記述(ウィーナーの「動的体系」への言及)を読むと、現在の「複雑ネットワークの科学」が予見されていたかのように読めます。(それが書かれたのは1960?70年代だったことに改めて驚かされます)
最後に「科学への道」で「科学をもう一度勉強してみようと思う主婦」への助言があり、デカルト「方法序説」のエッセンスが述べられています。「分析と総合」の意味を「コロッケの作り方」に例えるセンスを見習いたい処です。
総じて、野崎昭弘著「数学的センス」と共にオススメしたい好著です。



光文社
無限と連続―現代数学の展望 (岩波新書 青版 96)
数学の学び方・教え方 (岩波新書 青版 822)
可変思考 (光文社文庫)
数学入門 下  岩波新書 青版 396
数学入門〈上〉 (岩波新書)




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